栃木県内の高校の入試点と調査書の比率
普通科の高校を見てみましょう。すると9:1か8:2の比率がほとんどです。9:1の高校は8:2の高校よりも偏差値も高く、入試の点数で差がつきやすいのが特徴です。工業系や農業系などの専門学科の高校は7:3や6:4の比率が多いです。
ではどれくらいの試験点数と通知表が合格の目安になるのでしょうか。
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・比率が9:1の高校を受験するとき、通知表の平均が0.5点下回ったとしても、学力試験の合計で6点上回れば大丈夫です。
・比率が8:2の高校を受験するとき、通知表の平均が0.5点下回っていたら、学力試験の合計で13点上回る必要があります。
・比率が6:4の高校を受験するとき、通知表の平均が0.5点下回っていたら、学力試験の合計で34点上回らないと合格できません。
・比率が7:3の高校を受験するとき、通知表の平均が0.5点下回っていたら、学力試験の合計で22点上回る必要があります。
・比率が6:4の高校を受験するとき、通知表の平均が0.5点下回っていたら、学力試験の合計で34点上回らないと合格できません。
・8:2の比率の高校で実際に受験する生徒の例を棒グラフにしました。
通知表で平均0.5点の差があったとき、学力試験で13点上回れば、逆転することができます。
13点÷5教科=2.6点です。
各教科の試験で3点ずつ多く取れるように、最後まで諦めずに解くのが大事ですね。
調査書について
主要5教科と美術、音楽、保健、技術・家庭を含めた合計9教科の通知表の数字がそのまま点数になります。通知表が手元にありましたらご覧ください。
1学期、2学期、学年の欄が横に並んでいます。
また教科ごとにが縦に並んでいます。
入試の点数として使われるのは、一番右の学年の評価欄です。
一年生、二年生、三年生の学年の通知表の点数が評価されます。
それぞれの学年で9教科×5=45点満点です。三年間ですと135点満点になります。
専門学科の高校は、普通科の高校と比べて通知表を評価する割合が高いので、一年生のうちからバランスよく取っておきましょう。
通知表の平均を計算しておくと便利です。
一年間9教科あるので三年間で27教科分あります。
通知表の点数を合計した後に27で割ってください。
次にその値を100倍すると通知表が500点満点になります。
(例)通知表の合計が一年生で30、二年生で25、三年生で26だったとき。
30+25+26=81
81÷27=3(平均)
3×100=300点
となります。
入試点数について
5教科(国語、社会、数学、理科、英語)500点満点です。宇都宮高校と宇都宮女子高校、栃木高校では国語、数学、英語、社会(宇都宮高校のみ)で傾斜配点されます。
具体的には、基礎的な問題は通常より低い点数で、文章題やより難易度の高い問題には高い点数をつけて、より受験生の能力の差が表れやすいように配分されます。
では具体的に高校名を挙げた合格基準をご案内します。
例)宇都宮南高校の場合
宇都宮南高校の合格基準は、だいたい300点前後です。では通知表を合わせた合計点数はどうなるでしょうか。
入試点が300点、通知表の平均が3.8の生徒Aさん
入試点:調査書=8:2です。
入試:300✖0.8=240
通知表:3.8✖100✖0.2=76
よって生徒Aさんの合計点数は240+76=316点です。
では、もし生徒Bさんが生徒Aさんよりも通知表の平均が下回っていたとしたら、学力試験では何点取る必要があるでしょうか。
生徒Bさんの通知表の平均が3.0とします。
通知表:3.0✖100✖0.2=60点
生徒Aさんと比較すると、通知表の点数で、76-60=16点の差が付いています。
ここで□✖0.8=16
□=16÷0.8=20点となります。
つまり学力試験で生徒Bさんは生徒Aさんより20点以上多く取ることができれば、生徒Aさんを上回ることができます。
通知表と入試点数の早見表がこちらです。
縦軸が通知表の平均、横軸が入試点数です。
宇都宮南高校の合格基準点となるところを赤枠で囲んでいます。
その他の高校の場合
その他の高校の計算例は、各高校の合格実績ページに記載してあります。下記一覧よりお探しください。
(202.06.18現在は、宇都宮南高校、宇都宮白楊高校、宇都宮清陵高校)
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私は浪人して大学に行きました。
それから就職を何度か繰り返してきて、これまでの人生はずいぶん遠回りしているかもしれません。しかしその分「回り道」をしたことでどんな経験も無駄ではなかったとも思っています。
人生の中で受験は通過点の一つに過ぎませんが、大きな試練の一つでもあります。子供から大人へと成長しようと「脱皮」している彼らに手助けしてあげたいと考えています。
ぜひ一度ご連絡ください。
彼らの力になるべくご相談、ご質問等お待ちしています。
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