宇都宮にある県立高校に絞って比べてみました。
宇都宮高校、宇都宮女子高校、宇都宮中央高校、宇都宮北高校、宇都宮南高校、宇都宮清陵高校の6校です。
普通科だったらどの高校を受験をしようか考えている人に、ぜひ読んでほし
いポイントを3つお伝えします。
ポンイト①:高校卒業後の進路で選ぶ!!
詳しくは、各高校のホームページに掲載されている大学実績を見てください。これは各高校の合格偏差値とも連動しています。
ぶっちゃけるならば、宇都宮中央高校より宇都宮高校や宇都宮女子高校の方が大学の合格実績は上です。
では、宇都宮高校や宇都宮女子高校が一番お勧めできる高校かと言われると、ちょっと違います。
競争が好きで、切磋琢磨して難易度の高い大学を目指す人には、この2校はピッタリです。
宇都宮高校は自修館として夜9時まで自習することができます。
浪人して東京大学を目指す人も他の高校より多いです。
私が個人的にオススメするのは、宇都宮中央高校です。
以前は女子校で受験しようとする人が少なかったのに、共学となってすぐに倍率が増えました。
印象としては学力が飛び抜けて、東京大学じゃなきゃだめだという血気盛んな生徒は、あまりいません。
学校全体として、仲間と一緒に学力に見合った大学に行こうという雰囲気があります。
しかし進学校なので、授業についていくのはそれなりに大変です。
宇都宮大学には毎年20名程度合格しています。
宇都宮北高校から宇都宮大学への進学は令和4年度で過去最高の31名でした。
令和2年度が12名だったので、伸びていますね。国際理解教育活動(IEA)に力を入れて留学生が多いのも特徴です。
宇都宮南高校から宇都宮大学への進学は毎年2、3名で、国公立大学全体でも20名くらいです。
私立大学も含めると大学進学は約7割、専門学校が約2割です。
就職も10名程度います。
宇都宮清陵高校は進学先が過去5年間としてまとめて掲載してあります。
毎年の実績としては掲載できないというのが本音でしょう。
予想ですが、私立を含めて大学進学が5割、専門学校が4割、就職が1割だと思います。
2023年にはLRTが開通し、アクセスがよくなるので人気が出て倍率が高くなるでしょう。
ポイント②:授業進度で選ぶ!!
大学実績を見ても分かるように授業の進度もそれぞれの高校に特徴があります。特に教科書に沿った授業をしっかり行うか、もしくは端折って演習を中心に行うかの差が大きいです。
宇都宮高校や宇都宮女子高校は家で予習をしていることが前提で授業が進められます。
具体的に数学でいうと、例題など教科書に解き方や解答があらかじめ書いてあるところは、とばします。
もちろん分かりますよねという感じです。
授業中は類題を解かせたり、応用問題を出してその解き方を説明します。
なので教科書の基本的な解き方を理解していないと、授業に全くついていけません。
さらに言えば授業についていけない生徒は放っておかれます。
理解できる生徒がついてくればいいというような授業の進め方です。
競争意識が高められますね。
落ちこぼれは、ますます落ちこぼれます。
もちろん全体として見れば合格実績は良いのですが、箸にも棒にも引っかからないという生徒もいます。
宇都宮中央高校は宇都宮高校や宇都宮女子高校と比べると、教科書の例題からしっかり解説します。
応用問題も解きますが、あくまでそれは応用として理解できた方がいいよねという形で授業が進められます。
理解できない生徒を少なくするような進め方です。
また夏休みなどの課題は多いので、家庭学習もしっかりしなければいけません。
宇都宮北高校や宇都宮南高校、宇都宮清陵高校も授業でしっかり基礎的な問題を解いていきます。
それぞれの高校の授業の進め方の差は、生徒の学力の違いにも表れています。
高校教師の異動は小・中学教師と比べて頻繁に行われません。
十年以上同じ高校で教え続ける教師も珍しくありません。
高い合格実績を誇る高校ほど「俺の授業についてこい」のような自信やプライドを持って教えているのを感じます。
ポイント③:部活や同好会で選ぶ!!
部活や同好会(サークル活動)もそれぞれの高校で特徴があります。実際に文化祭でどんなことをしているのか知るのもいいと思います。
宇都宮高校と宇都宮女子高校のクイズ研究同好会は、一緒に活動しているようです。
また宇都宮南高校の軽音楽同好会に入りたくて、高校受験をする生徒もいます。
また宇都宮中央高校には、フェンシング部や合気道部があります。
おまけ:真岡女子高校は狙い目です!!
宇都宮中央高校は令和4年度から共学になりました。
それまでは女子校で倍率は低いままでした。
真岡女子高校にも同じことが言えます。
つまり大学進学に実績がある高校でありながら、高校受験で合格しやすいのです。
最近の真岡女子高校を受験した点数で言うと、宇都宮南高校のそれよりも低くて合格できます。
また進学実績も素晴らしいです。
毎年10名程度が宇都宮大学に合格しています。
在籍人数の割合で比較すると、宇都宮北高校と同じくらいの合格実績です。
令和3年には東大合格者が27年ぶりに出るなど、学力が飛び抜けた生徒もいます。
ある中学校の進路指導の教師は真岡女子高校か宇都宮南高校のどちらを受験しようか迷っている生徒と面談したとき、宇都宮南高校を勧めました。
しかし、私は倍率をみて真岡女子高校の方が合格しやすいことを生徒や保護者に伝えました。
また高校卒業後の進路についても、専門学校より大学進学を考えていたので、真岡女子高校の方が合っていることを伝えました。
最終的に真岡女子高校を選択して、見事に合格しました。
本当にホッとしました。
もし普通科の高校でどの高校を選んだらいいのか迷っている方がいたとしたら、このコラムを読んで少しでも参考にしてもらえたら嬉しい限りです。
私は浪人して大学に行きました。
それから就職を何度か繰り返してきて、これまでの人生はずいぶん遠回りしているかもしれません。しかしその分「回り道」をしたことでどんな経験も無駄ではなかったとも思っています。
人生の中で受験は通過点の一つに過ぎませんが、大きな試練の一つでもあります。子供から大人へと成長しようと「脱皮」している彼らに手助けしてあげたいと考えています。
ぜひ一度ご連絡ください。
彼らの力になるべくご相談、ご質問等お待ちしています。
それから就職を何度か繰り返してきて、これまでの人生はずいぶん遠回りしているかもしれません。しかしその分「回り道」をしたことでどんな経験も無駄ではなかったとも思っています。
人生の中で受験は通過点の一つに過ぎませんが、大きな試練の一つでもあります。子供から大人へと成長しようと「脱皮」している彼らに手助けしてあげたいと考えています。
ぜひ一度ご連絡ください。
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