令和5年度の栃木県立中学入試 解説
まずは問1。
グラフからわかることを、ア~エの中から選びます。
一つずつ見ていきましょう。
アの文章では「20才から29才」「まったく知らない」「割合」「最も高い」に注目します。
グラフから「まったく知らない」割合が高いのは「20才から29才」と分かります。
アは正解です。
次にイの文章では「2014年」「2020年」「全体」「食べ残し」「割合」「同じ」に注目です。
食べ残しの量はどちらの年もほとんど変わりません。
では全体に対する割合はどうでしょうか。
2014年と2020年を比べると、2020年の方が全体の量は減っています。
つまり2020年の方が食べ残しの割合は高いことになります。
イは間違いです。
次にウの文章では「2016年から2020年の期間」「直接はいき」「食べ残し」「増えたり減ったり」「過剰廃棄」「減っている」に注目です。
青色と赤色で囲ったところを見てください。
「直接はいき」と「食べ残し」は増えたり減ったりしています。
一方で黄色で囲った「過剰廃棄」は減り続けています。
ウは正解です。
次に問2。文章を読んで考えます。最短で2つの料理を作る時間を聞いています。
図3はきんぴらを作る手順のメモです。
「調理時間が10分間」に注目です。
図4はみそ汁を作る手順です。
全ての時間を合計すると60分になります。
その中で「待つ(25分間)」「切る(10分間)」に注目です。
25分待っている間に、みそ汁の材料を切って、さらにきんぴらも作ることができるからです。
よって、求める答えは
60分ー10分=50分
正解は50分間です。
ここから大問2です。
「あたためれた空気が上へ動く」のと同じ内容を選びます。
一つずつ見ていきましょう。
まずアです。
「晴れた日に早く乾く」つまり、晴れた日は湿気が少ない(湿度が低い)ということ。
「空気が上へ動くこと」ではないので、間違いです。
次にイです。
「日なたにうき輪がふくらむ」つまり、あたためられた空気は膨張する(ふくらむ)ということ。
「空気が上へ動くこと」ではないので、間違いです。
次にウです。
「足元より頭の方があたたかい」つまり、あたためれた空気は上へ移動するということ。
「空気が上へ動くこと」と同じです。
ウが正解です。
最後にエです。
「日なたは地面があたたかい」つまり、太陽の熱がエネルギーとなって地面があたためられた
ということ。
「空気が上へ動くこと」ではないので、間違いです。
次に問2。図形と会話から考えて答えます。
会話のヒントは「上半分はビーチボールを参考に」です。
まず②の図形から。「ビーチボールを参考に」とあります。
ビーチボールを想像してみましょう。例えば地球儀を切った形でもいいです。
社会の教科書や地図帳などに地球儀を切った写真が載っています。
(下の写真を参考)
よって②はサが正解です。
次に図2の①だと形がよく分かりません。
下から見た形(右)の③、黒い図形をよく見てください。
八角形になっています。
また、サの図形の下の長さ(赤線)を見てください。
マス目2つ分の長さです。
なので①はイが正解です。
最後に③です。
下半分は作り変えていません。
直線のままなので、クが正解です。
ここからは大問3。
まず問1。
会話の中からヒントを見つけます。
「3分21秒の曲」 「♩=60」「60回」 「1秒に1回」「♩= 120」「一曲終わったとき」です。
まず、単位を秒に変えます。
3分=60秒x3=180秒です。
なので3分21秒=180秒+21秒=201秒です。
次に「♩=60」の考え方です。
1分間で60回、つまり60秒間で60回なので、「1秒で1回」となります。
「♩=120」だと、1分間で120回、つまり60秒間で120回なので、「1秒で2回」となります。
「1秒で2回」打つので、201秒だと402回となります。正解は402回です。
次に問い2です。表からわかることを考えます。
「今年の記録目標」の得点と同じだったのは、あく力(7点)、立ちはばとび(6点)、ソフトボール投げ(7点)の3種目です。①は3が正解です。
また、今の時点の合計得点は50点です。②は50が正解です。
もう一度図1を見ると、昨年の合計得点は50点で総合評価はCです。
つまり昨年は小4、もしくは小5だったことが分かります。
同じように今年の目標点数を見ると、59点で総合評価はBです。
つまり今年は小5だということです。
小5の総合評価がBになるには最低で58点必要です。
③は58が正解です。
20mシャトルランでは、あと58ー50=8点必要です。
なので、44回以上走れば8点以上取れます。
なので④は44が正解です。
ここから大問4。
まずは問1
「最低で何本のストローが必要か」です。
「21㎝のストロー」「ドの音のストローの長さ16㎝」「ドの長さを1」「間隔を空けるのに6㎝7本」がヒントです。
ド=1=16㎝とすると、レ=0.9=16x0.9=14.4㎝、ミ=0.8=16x0.8=12.8㎝、
ファ=0.75=16x0.75=12㎝、ソ=0.65=16x0.65=10.4㎝、ラ=0.6=16x0.6=9.6㎝、
シ=0.55=16x0.55=8.8㎝、高いド=0.5=16x0.5=8㎝、全て合計すると92㎝です。
また、間隔を空けるのに、6㎝が7本必要なので6X7=42㎝も足します。
なので、92㎝+42㎝=134㎝です。ストローは21㎝なので、134÷21=6.3‥なので最
低でも7本必要です。7が正解です。
次は問い2。
ストローを400本買うのに、一番安いお店を調べます。
途中の考え方や式も必要です。
まずA店。
100本で280円です。
なので280x4=1120円です。
次にB店。
50本で150円(1ふくろ)400÷50=8ふくろ必要です。
1ふくろ10%引きになるので、150x(1-0.9)=135
なので135x8=1080円です。
最後にC店。
150本で400円。
10本で29円。
まず150x2=300本買ってから、残り10x10=100本買います。
400x2=800円と29x10=290を合計すると、800+290=1090円。
つまりB店が最も安いです。
Bが正解です。
次は大問5。
問1はキーボードの使い方を説明する問題です。
「日々お」を「日々を」と正しく直すには、どの順番でキーボードを押すか聞いています。
例として「笑顔」を「えがお」に直すのに「バックスペースを2回おした後に、E,G,A,Oの順番でおし、エンターキーをおす」と説明しています。
なので正解は、
「バックスペースを3回おした後に、H,I,B,I,W,Oの順番でおし、エンターキーをおす」です。
次は問い2。
会話文から踊る順番を整理します。
ポイントは、
・前列が足ぶみ(オ)→ジャンプ(ア)のとき、後列は手びょうし(ケ)→手を上に(ク)
・後列はきらきら(カ)が最初。指さし(キ)が最後。
・げんき(ウ)さようなら(エ)どちらか最後。
・(ウ)と(エ)は続けない。
・前列が(エ)のとき、後列は(コ)です。
まず後列から。
(カ)→( )→( )→( )→(キ)です。ここで前列の最後は(ウ)と(エ)はどちらかですが、(エ)と後列の(コ)はセットなので、(エ)を最後にすることができません。
前列の最後は(ウ)です。また前列は(オ)→(ア)の順番にして(ウ)と(エ)を続けないようにするので、(エ)は2番目にしなければいけません。
すると、(オ)→(ア)は3、4番目です。
つまり、前列は、( )→(エ)→(オ)→(ア)→(ウ)です。
後列は2、3、4番目が(コ)→(ケ)→(ク)になります。
正解は
前列が(イ)→(エ)→(オ)→(ア)→(ウ)
後列は(カ)→(コ)→(ケ)→(ク)→(キ)です。
私は浪人して大学に行きました。
それから就職を何度か繰り返してきて、これまでの人生はずいぶん遠回りしているかもしれません。しかしその分「回り道」をしたことでどんな経験も無駄ではなかったとも思っています。
人生の中で受験は通過点の一つに過ぎませんが、大きな試練の一つでもあります。子供から大人へと成長しようと「脱皮」している彼らに手助けしてあげたいと考えています。
ぜひ一度ご連絡ください。
彼らの力になるべくご相談、ご質問等お待ちしています。
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